鉱石の道「神子畑選鉱場跡」「ムーセ旧居」を訪ねて

かねてから一度訪れて見たいと思っていましたが、やっと念願がかないました。
東洋一の選鉱場といわれた「神子畑選鉱場」は朝来市佐嚢にあります。
神子畑では明治11年に優良な銀鉱脈が発見され、神子畑鉱山と呼ばれ稼働していたが、出鉱量の低下により大正6年に閉山しました。その後、神子畑選鉱場として明延鉱山ので採掘し破砕された錫等の鉱石の選鉱場として大正8年に建設されました。

    「神子畑選鉱場跡」「ムーセ旧居・ムーセハウス写真館」


<ムーセ旧居・ムーセハウス写真館>
生野鉱山の開発のためにフランス人技師のコワニエ氏とムーセ氏を日本に招いた際、ムーセ氏の居宅として建てられた洋館です。明治14年、神子畑鉱山の事務所として生野銀山から神子畑に移築されました。神子畑選鉱場が閉鎖され、現在はムーセハウス写真館・ムーセ旧居資料室として、生野銀山と神子畑鉱山の歴史の解説や資料を公開しています。
●基本的に土・日のみ開館(10:00〜17:00 無料)



<神子畑鋳鉄橋>国指定重要文化財・・・明治19年(1886)から2年間に渡る工事によって神子畑鉱山と生野鉱山を結ぶ輸送道路の一部として建設されたもので、長さ16m、道幅3.6mのアーチ橋で全鋳鉄橋としては日本最古です。緑豊かな山あいの清流と、鋳鉄の強靭で繊細な美しさが魅力です。