第47回文教府夏期大学に参加して 

昭和43年から始まった文教府夏期大学も今年で47回となりました。その間多数の著名な方々による講演が行われました。今年は「落合恵子氏」と「吉村作治氏」のご両名による講演がありました。

                            各方面で活躍されている方の講演会であり、毎年楽しみにしています。

最初は、作家 クレヨンハウス代表 東京家政大学特任教授である「落合恵子氏」から「いのちの感受性」について話しがありました。
自分の生い立ちから入られ、人として「心のこもった言葉が言える人であれ」「教養
のある人になれ(痛みのわかる人)」「自分で考える人であってほしい」等具体的な事例を話し、人としてほんとうの強さを持つ大切さを述べられました。

引き続き早稲田大学名誉教授(工学博士)、東日本国際大学副学長である「吉村作治氏」から「エジプト文明からみた地球環境」の話しがありました。
テレビでおなじみの先生です。1966年からエジプト調査隊を組織し現在に至っておられます。エジプトに興味を持ったのは、10歳の時に「ツタンカーメン」に感動したことだと言われてました。考古学とは、過去に学んで未来を予測することだそうです。
古代エジプトが栄えたのは、人口が少なく食料の確保が出来たことだ。ピラミッド時代は300万人の人口も今や8000万人。資源は限りがあるので、生活の基盤を今の半分あるいは四分の三にするくらいの覚悟が必要であると。よって地球環境から見ると循環型の生活が望ましいと。また、人間が自然現象より劣っていることを悟り、知恵を使うことが大切であると
延べられ講演を終えられました。