歴史探訪〜奈良の旅

公民館行事で世界遺産薬師寺」同じく世界遺産唐招提寺」、「ならまち」を散策しました。梅雨の合間を縫って、大した雨にも遭わずラッキーな一日でバス2台で90名の一行でした。出かけている間、当地域は大雨洪水警報が出ていたようでした。

薬師寺天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈願して、西暦680年に創建を発願し、建立されました。そこで夫の遺志を継いだ持統天皇によって完成された由緒ある大和の古寺です。
最初は藤原京(現在の橿原市)に伽藍が作られましたが、平城遷都とともに718年に平城京に移されて現在にいたり、1998年にユネスコ世界遺産に登録されました。
薬師寺には、金堂の薬師三尊像や東院堂の聖観音菩薩立像などをはじめてとする名宝が、大切に保存され続け今日に伝えられています。



金 堂




          

   西 塔

享禄元年(1528年)に兵火で焼失し、昭和56年4月に453年ぶりに創建当時の白鳳様式をもって復興されました。現在、東塔は解体修理中ですが並び立つさまは、きっと印象的な光景だと思いました。









さて次は唐招提寺です


唐の高僧鑑真(688〜763年)が親王の旧宅を朝廷から譲り受け、私寺として759年に創建した。屋根の両端にそびえる鴟尾(しび)が知られる金堂(国宝)は鑑真の没後に建てられたが、奈良時代の様式を伝える金堂としては唯一の現存例とされています。


   金 堂

       苔が素晴らしかった

次は「猿沢の池」です

奈良市奈良公園にある周囲360mの池で、興福寺五重の塔が周囲の柳と一緒に水面に映る風景はとても美しく「猿沢池月」は南都八景となっています。794年に造られた人工池です。


猿沢池の七不思議
猿沢の池は、決して澄むことなくまたひどく濁ることもない。水の流入する川はなくまた流出する川もないのに、常に一定の水量を保っている亀はたくさんいるが、なぜかカエルはいない。なぜか藻も生えない。毎年多くの魚が放たれているので増える一方であるにもかかわらず、魚であふれる様子がない。水より魚の方が多くてもおかしくないような池です。