桜・パート2 樽見の大ザクラ

兵庫県内で最大クラスの桜である樽見の大ザクラへ行きました。


アクセスは県道6号→車2㎞→駐車場→徒歩0.4㎞(約20分)でした。急な山道を登るとは予想もしなかった。晴天に恵まれ沢山の人が来ていました。

正面の上の見えるのが大ザクラです。もう少し登らなければなりません。石が沢山見えるのは「桑畑あとの石垣」です。この付近では、各所で階段状の石垣を積んでいます。養蚕のための桑畑の跡です。養蚕が盛んだった昭和初期、人々はこのような山の奥まで切り開きました。この付近は石が多いので、石を取り除いて桑畑を作ることは大変な作業でした。そして、掘り起こした石を畑の周囲や山道の両側に積み上げました。養蚕には桑の葉が必要です。10貫目(約40㎏)以上もある桑の葉を、家まで担って帰るという大変な重労働でした。
養蚕が行われなくなった昭和40年代に、桑に代わってスギやヒノキが植えられました。


さて、いよいよ到着です。

国指定天然記念物で兵庫県下最大のサクラ。エドヒガンザクラで、推定樹齢は1000年といわれることから、1823年(文政6)にこの「大ザクラ」を見学した出石藩儒学者・桜井舟山によって「仙櫻(せんざくら)」と命名された。今でも地元の人は「仙櫻」と呼び、親しまれている。幹周り6.3m、樹高13.8m、根周り8mの大樹である。
一時期衰亡の危機に見舞われたが、周りのスギを伐採し、ジャングルジム状に組んだ支柱で幹の負担を軽減し、土壌の改良や不定根の育成による治療により、少しずつ樹勢が回復している。(但馬辞典より)



地誌「校補但馬考」に「この樹は、元禄年間(1688〜1704)前後に最も盛んで、花が咲くと
白雪に覆われたように白くて美しい」記されています。





若者3人が宇宙船のようなものをリモコン操作で飛ばして桜風景を撮影していました。プロペラ6枚をつけ、その一部にカメラが搭載されていました。話しを聞くといろんな風景を撮影する会社を将来作るための試行をしているとのことでした。風が少しありうまく飛ばず苦労していた様子でした。









帰途、また素晴らしい風景に出合いパチリ

            養父市八鹿町宿南(国道312号線)