大阪・金魚の艶「アークアクアリウム展」

孫娘のお雛様で大阪に行きました。正月に帰省した時より口が達者になっており、びっくりしました。ほんとうに孫ってかわいいですね。
テレビで知った金魚の艶「アークアクアリウム展」を阪急うめだホールに見に行くことになりました。
ものすごい長蛇の列で、会場に入るのに一時間ほどかかりました。中は暗くて大混雑でゆっくり見れない状態で大変でした。でも感動しました。フラッシュ撮影は禁止なので上手く撮れていませんが、とくとご覧下さい。


<花魁(巨大金魚鉢)>

1000匹の金魚が泳ぐおそらく世界で一番大きな金魚鉢。この作品は江戸の花街を表現しており、乱舞する金魚は花魁とそれを目指す女達を表しています。七色に変化するライティングにより江戸の艶やかさを演出している作品です。


金魚は人の手によって生み出され、様々に形を変えてきた歴史を持つ「観賞魚」です。その歴史は、およそ2000年前に中国で突然変異で生まれた赤いフナの仲間が見つかったことに始まります。
日本にやってきたのは、1502年(室町時代)で、当時は藩主や大名しか見ることのできない大変ぜいたく品だったといわれています。




江戸時代になると武士や豪商が屋敷の池で金魚を飼うになり、金魚は花街を彩る「華」としてもてはやされ、暑い夏には「涼」として素敵に飾られました。庶民でも手に入るようになった江戸後期に浮世絵や家具・着物の柄に描かれるほど金魚ブームが起こり、今日までつづく日本独自の金魚文化が発展する礎となったのです。本展覧会は、江戸時代に育まれた「粋」な金魚の世界に想いを馳せ、新たな形で現在によみがえらせる試みだったようです

●「アークアクアリウム展」
 3月11日まで阪急うめだ本店9階で開催されています。入場料は大人1000円