但馬ふるさとづくり大学〜明延鉱山探検坑道見学と歴史散策

今日は待ちに待った現地学習です。
良い天気に恵まれてラッキーでした。新緑に包まれた狭い道路を通って目的地に向かいました。
 明延鉱山は大同年間(9世紀頃)平安朝初期の創始と伝えられ1200年の歴史をもつ鉱山です。銅、錫、亜鉛などを産出、中でも錫の生産量は全国90%を占め又鉱種も黄銅鉱、斑銅鉱、閃亜鉛鉱、方鉛鉱、錫石、鉄重石などのほか多鉱種にわたり国内屈指の優良鉱山であったそうです。ところが昭和62年3月国際的な規模で急速に進行した経済変動を克服することができず、多量の地下資源を残して閉山にいたり1200年の栄光の歴史の幕を閉じました。
奈良の大仏さんに銅を献上したという言い伝えもあり掘った坑道の総延長は約500㎞。一円電車の運転とあわせて、坑道の見学会もあり地元のガイドさんたちが坑内の案内をしてくれました。


                                                       断面模型     こんな所に使われています


さあ、いよいよ坑道見学に出発です




当時のまま姿が保たれている探検坑道には、むき出しの地面や鉱車が走っていた線路、送風や圧縮空気を送る鉄パイプも残されています。





「巨大鉱脈跡」明延探検坑道一番の見どころ。50年以前の採掘跡で高さ約20mにもなる。鉱脈の良鉱部が巨大な空洞になっている。




階段を下りて、下へ下へと進んでいく。







「大寿点杭」